音の認識に関しては、親友が良質高級ワインのような記事をめっけてきたから、これを読まれたい。反論があるなら、寝言は寝て言え、と言い返す。まーちゃん、ナイス!サンキューな。
http://telescope.kabukiyukiko.com/2016/09/27/tomatisadvice/
冠木先生、素晴らしいですね。このブログ読んでれば、脱線レトロ要らないね、マジで。廃業必至。チーン。
🌟Sesame Street : 英語で授業、のお手本のようなスキット
カーミットとクッキーモンスターの掛け合い、カーミットを教師、クッキーモンスターを生徒と擬えまして見ていただけたら、英語で授業をする、っていう心構えのヒントになるんじゃないかなーと思う。ここから学べることは途轍もなく大きい。
https://www.youtube.com/watch?v=shbgRyColvE
🌟クッキーモンスター考:間違いながら英語を身につけよう。
https://www.youtube.com/watch?v=zXBmZLmfQZ4
クッキーモンスターが話す英語は全然正しい英語じゃなくて、文法的には間違いだらけの英語が話されるわけ。このスキットがどうしてセサミストリートに入っているか、ということを考えてみた。
米国には英語が話せない両親に育てられている子供がたくさんいる。両親も子供も英語が話せないまま、何らかの事情があって米国に入国してきたので、英語が話せないけれど、とにかく米国に行けば仕事がある、お金になる、将来も明るい、という希望を抱いて着の身着のまま入国して、何とか生活をしている人も多くいるんだよね。
そうすると、英語が流暢に話せないまま、米国暮らしをしているから、英語は生活しながら覚えていくことになるのね。
クッキーモンスターが間違いだらけの英語を使って登場するのは、そういう層への配慮があるんじゃないかな、とふと思った。英語を覚えていく際のgatewayとして、あの間違いだらけの英語のスキットが存在している、と考えると、強ちこれは間違った推測でもないんじゃないか、と思って。
親が間違った英語を喋っていて、Me go supamarket, togetha! You come with me! Me take you! なんてテレビから流れてきたら、子供も、混乱をきたさず、ああ、親も間違った英語を話しているけれど、なんとなく通じているんだな、と安心感を覚えながら、他の正しい英語が話されるスキットも見つつ、英語を覚えていく、っていう流れを持って英語を勉強することができるからね。
日本の学校だと、試験がある、という前提に立って授業はすべて設計されるから、とにかく間違ったら訂正、やり直し、丸つけ、の繰り返しで、間違う=点数を失ってしまう=悪いこと、という認識がみんなに共有されてしまうんだよね。
もし日本の中高で、このクッキーモンスターのスキットを授業教材で使う、と決めたら、かなり抵抗されると思う。間違いだらけの英語を生徒に見せたら、誤った英語を覚えてしまう、と反対されてしまうと思うのね。
でも、間違いだらけの英語で話されるスキットと、正しい英語でまくし立てるスキットを毎日毎日、交互に繰り返し見ていけば、ハイブリッド状態になって、徐々にミスも減っていくんじゃないかな、と思うんだよ。
言語を話すときに、試験の時のように完璧にミスをしないで言葉を使っている人なんて、この世には存在しえない。それは馬鹿げている。なのに、正確な英語を求めて、子供には不毛な文法スキルが求められ、教師もその習得に余念がないよね。
文法はある程度知っていればいいわけであって、運用しながら学ぶ方向にシフトしていかないと、認識スキルが運用スキルに変化していかないんだよ。
だから、5年間も英語を勉強したはずなのに、高校三年生の英作文では全く英語がへんてこりんで、書けない、なんていう間抜けなことになってしまう。例外なく。単語帳には、因襲的な、必然的な、保護する、正当化する、なんていう小難しい単語がずらりと並べてあって、その意味も取れるし、和訳もできるはずなのにね。
このクッキーモンスターのスキットを見ながら英語を覚えていく、米国の市民の方、移民の人、英語を覚えていく人と、日本の学習者の現状を比較してみて、日本人として気づきがあると思うんだよね。
そんなことを考えながら、クッキーモンスターの、文法的に正しくない、でも、意味が通じてしまう英語を聞きながら思いました まる
今日はこんなもんで、一つ。